「Keynote」で iCloud を使う

iCloud では、プレゼンテーションを保存して、iOS デバイス、Web、およびコンピュータ上でそれらを最新の状態に保つことができます。直前の編集をどのデバイスを使用して行ったかに関係なく、最新バージョンをいつも手元に置いておくことができます。OS X Yosemite では、iCloud Drive を使用して iCloud のプレゼンテーションにアクセスします。

ほかのコンピュータで古いバージョンの「Keynote」および OS X を使用している場合、または iOS デバイスを iOS 8 にアップグレードしていない場合は、同期が機能しない場合があります。プレゼンテーションの共有と同期をシームレスに行うには、iCloud Drive を使用する必要があります。詳しくは、この Apple サポート記事を参照してください。

iCloud を使用するように「Keynote」を設定する

  1. Mac で「システム環境設定」を開いて、「iCloud」をクリックします。

  2. Apple ID を使ってサインインするか、新しい Apple ID を要求してサインインします。

  3. 「iCloud Drive」チェックボックスを選択し、「オプション」をクリックします。

  4. 「Keynote」チェックボックスを選択し、「終了」をクリックします。

複数デバイス間でプレゼンテーションを管理する際のヒント

以下に、iCloud を使用して複数デバイス間でプレゼンテーションを管理するときに留意するべきいくつかの点を示します:

  • インターネットに接続していない状態でプレゼンテーションを編集して閉じようとすると、Mac 上の「開く」ダイアログのプレゼンテーションサムネールの下に「同期中」と表示されます。次回インターネットに接続するとき、編集済みのプレゼンテーションが iCloud に保存されます。

  • 編集内容が保存される前に複数のコンピュータやデバイスでプレゼンテーションを編集した場合、バージョンの不一致が発生します。アプリケーションでの変更が iCloud に保存される機会を確保してから、同じプレゼンテーションを別のデバイスで編集するようにしてください。バージョンの不一致が発生した場合、いずれかのバージョンまたはすべてのバージョンのプレゼンテーションを保持することができます。

  • iCloud でプレゼンテーションを共有するには、最初にプレゼンテーションを iCloud に保存または移動する必要があります。

  • プレゼンテーションを削除すると、そのプレゼンテーションは、iCloud とすべてのデバイスの「Keynote」から削除されます。

  • フォルダを使用してプレゼンテーションを整理すると、すべてのデバイスに同じフォルダ構成が反映されます。

  • あるデバイスでプレゼンテーションにパスワードを追加した場合、そのプレゼンテーションを開くためにすべてのデバイスでパスワードが必要になります。

Mac、iPad、iPhone、または iPod touch の「Keynote」に加え、Web 上の Keynote for iCloud beta を使用できます。Keynote for iCloud beta は、Mac または Windows コンピュータでサポートされている Web ブラウザを使用して、Keynote プレゼンテーションを作成および編集するために使用できる Web App です。iCloud.com でアカウントにログインすることでアクセスできます。

Keynote for iCloud beta で作成したプレゼンテーションは、iCloud を使用するように設定されている Mac または iOS デバイス上の「Keynote」に自動的に表示されます。逆の場合も同じで、iOS デバイスまたは Mac 上の「Keynote」で作成したプレゼンテーションは、Web 上の Keynote for iCloud beta に自動的に表示されます。詳しくは、Keynote for iCloud beta Help を参照してください。

Keynote for iCloud beta を使用するには、iCloud Drive を使用するための iCloud アカウント をアップグレードする必要があります。