引数に条件とワイルドカードを使用できる関数

SUM など、いくつかの関数は範囲全体に演算を実行します。SUMIF など、いくつかの関数は条件を満たす範囲のセルにのみ演算を実行します。たとえば、列 B の 5 未満のすべての数値を合計する場合を考えましょう:

=SUMIF(B,“<5”)

SUMIF の 2 番目の引数は条件と呼ばれ、これによって要件を満たさないセルが無視されます。

条件を使用する関数には次の 2 つのタイプがあります:

  • 1 つは、名前の末尾が IF または IFS の関数です(ただし関数 IF は除きます。この関数は条件を使用せずに TRUE また FALSE に評価される式を使用します)。これらの関数は、条件の中で、「>5」、「<=7」、「<>2」のように数値を比較できます。条件の指定にワイルドカードも使用できます。たとえば、列 B 内の文字「a」で始まるセル数をカウントするには、

    「=COUNTIF(B,“a*”)」を使用できます。

  • もう 1 つは、HLOOKUP など、条件を使用するけれども数値条件を実行できない関数です。これらの関数では、ワイルドカードを使用できることがあります。

数値比較またはワイルドカードを使用できる関数

関数

数値比較を使用する

ワイルドカードを使用する

AVERAGEIF

AVERAGEIFS

COUNTIF

COUNTIFS

SUMIF

SUMIFS

HLOOKUP

不可

完全一致が指定された場合

MATCH

不可

完全一致が指定された場合

SEARCH

不可

VLOOKUP

不可

完全一致が指定された場合